ゼロを読んだ読者さんから面白い書評が届きました。
1. ゼロのあらすじ
2006年、堀江貴文さんは証券取引法違反の容疑で逮捕されました。
弱みを見せたら負けだと思い、たくさんの敵を作ってきた彼が全てを失った。
それまで積み上げてきたものを失い、ゼロからのスタートをきる事になった堀江さん。
本書はプライドを捨てた、ありのままの堀江貴文氏を綴った本です。
2. 堀江貴文さんの本音
「ホリエモン」ってどんな人だと思いますか?
怒りっぽいとか、とっつきにくいイメージがある方も多いはず。
でもビジネスマンとして非常に優秀な彼が、わざわざ炎上したり批判されるような言動を何故するんでしょうか?
どうにも無駄な労力を使っているようにしか思えません。
ホリエモンは「裸の王様」という童話を引用して、これを説明しています。
童話では、下着姿で行進する王様に対して「なんて素敵な衣装なんだ」と街の人々は絶賛します。
そんな中で1人の子供が「王様は裸だ!」と大声でさけぶ。
ホリエモンはまさに、この子供のような存在だと本書で綴っています。
「おかしい!」と思った出来事を大きな声で叫ぶ、そんな存在です。
「ー世の中はいい加減な常識と、しっかり確立されたルールが混在している。」
ホリエモンは「コモンロー」と「コモンセンス」という言葉を使って常識とルールの違いを明確化しています。
例えば「出席は必ずスーツでお願いします」というのはコモンロー(ルール)であるのに対して、特に指定もないのに皆スーツを着用する事は「ただの習慣」だと言います。
この「ただの習慣」こそがコモンセンス(常識)であり、疑う必要があるのではないかとホリエモンは言っています。
逮捕以前のホリエモンは「自分を理解しない方がおかしいんだ」と、1人で走っていました。
いつか皆んなが気づくから、それを待とうとしたんです。
それが「ゼロ」になった事を機に、自分自身の行動で世の中の空気を変えていきたいと思うようになったそうです。
このコモンセンスを変えていく為に、たくさんの人達に訴えて理解してもらう事が大切だと本書で語っています。
ホリエモンは確かに口が悪い所もある。
でもそうじゃなくて、お節介な人なんだなと感じました。
少し脱線しますが、ホリエモンの本に「疑う力」というのがあります。
これもつまり「常識を疑え」という事なんです。
疑う事と言うのを少し深掘りしてみると、それは「自分の思考で物事を判断する」という見方も出来ます。
なので「ホリエモンが言ってるんだから、正解なんだろう」というのもある意味常識にとらわれた考え方です。
考え方というよりも、考えていない状態(思考停止)であり、それは1番問題だとホリエモンは言っています。
私自身、誰かの意見に乗っかれば楽だと思う事が日常でもありました。
その楽な状態に甘んじて自分の意見を持たない時が、実際によくあったのです。
この本を読んだ時に「言われちゃったなぁ」と思いました。
誰かに合わせたり、間違った気の使い方をみなさんもしていませんか?
あるがまま、思いのままに「王様は裸だ!」と言ってみるのは勇気がいる行為です。
それってホリエモンだから出来るんじゃない?と、思う方もいるでしょう。
でもそうじゃないんです。
その思考停止状態から抜け出して、自分で考える癖をつけようと思いました。
3 ゼロを実践してみた結果
「仕事は生活(お金)の為に頑張る」という考え方を改めてみました。
そもそも「本業」って何だ?という疑問からスタートさせています。
私は普段、営業マンをしています。
お客さんの所に訪問して、仕事を頂戴する仕事です。
でも、この仕事だけが僕に出来る「仕事」なのだろうか?
周囲に反対されつつも、私は会社で企画を立ち上げ、今は営業マン兼広報の仕事も同時にやれるようになりました。
それだけではなく、こうして人の目に触れるような文章をたくさん書き、1部では報酬を得て仕事に出来るようになりました。
そうして気づいたのは「仕事を楽しむ」という事。
お金の為という常識を疑い、楽しむ事に変えることが出来ています。
またゼロベースで物事を考え直す事も挑戦しました。
余計なプライドによって、自分の出来そうな事もトライしてこなかったと思っていました。
プライドを捨てるのはとても怖い事です。
私の場合でいうと、過去10回以上にわたる転職であったり、記憶力が低い事であったり、格好悪い話を持ち出すのには勇気が必要でした。
しかし本当にカッコ悪いのは、そういった事を言えない自分だという事に気づきました。
これがホリエモンの伝えたかった事かどうかは解りませんが、ゼロの状態になれれば無敵です。
誰のどんな言葉もきになりません。
4 この本のおすすめ度合い
話を「ゼロ」に戻します。
結論から言うと「今、この文章をここまで読んでくれた方」は必読の一冊じゃないでしょうか。
この本で伝えたかったのは、ゼロベースで何かに取り組み、小さな成功体験を重ねていこうという内容でした。
もっとわかりやすくしてみます。
「プライドを捨てて、ちょっとした成功を楽しもう」
こんな感じになると思います。
ホリエモンはよく本の中で「楽しめ」と言っています。
ちょっとした評価にやりがいを感じ、楽しんで次の挑戦をしていく。
この楽しみ方についても少しお話します。
本書でホリエモンが実践した具体例も挙げられていました。
ホリエモンの学生時代、ある友人からの誘いでヒッチハイクをやってみたそうです。
「やったこともないし、不安だけど、何か面白いことになるかもしれないぞ」と、思ったので、挑戦してみたそうです。
また別のシーンではコンピューターの仕事を任されて、出来るかどうかもわからないのに「はい、出来ます」と返事した。
後先を考えずに行動し、後から考える。
この時の心境って不安ですよね?
じゃあこの不安という状況を、別のシーンで考えてみます。
みなさん、ドラクエ等のRPGというゲームはご存知でしょうか???
このゲームに限らずですが、ちょっと主人公になりきったつもりで考えてみてください。
最初の街、街の人から聞く情報、初めて買う剣や斧。
装備を揃えて街を出る瞬間に思うことは、不安と期待じゃないでしょうか?
私は不安と期待という言葉は表裏一体だと信じています。
多くの不安の中、ワクワクする気持ちが止まらない経験ってありませんか?
私は本書を読みながら、ホリエモンのヒッチハイクも、まさにこれだと感じました。
このワクワクする気持ちこそが楽しみであり、楽しむから強くなれるはずだと思っています。
私の場合でいうと、まだまだ人に見せる文章としては半人前です。
そんな文章を誰が見ているかもわからない、インターネットに上げている。
少し前の自分だったら絶対に無理でした。
でもプライドを捨てて、挑戦している今はとても楽しいですし、誰に読まれても「面白い」と思わせる文章を書くためにレベルアップしているつもりです。
5 堀江貴文さんの中でおすすめできる書籍
このゼロを手に取った方にオススメしたい本があります。
これが初めてホリエモンの本だったならば、是非「多動力」を読むことをオススメします。
ビジネス書ですが、漫画版もあり、両方ともオススメです。
漫画でビジネス書?そんなのでいいの?と、今もしかして思いませんでしたか?
実際、以前は私も同じ考えでした。
でもそれもコモンセンスです。
壊すべき常識です。
漫画版多動力では、いかに常識にとらわれず楽しむからについて書かれています。
是非、この機会にオススメします
2000人以上が手に取った「次世代型読書法の教科書」が無料で読めます
僕は1冊の本が10分以内に読めます。
それでもって本の内容をほとんど記憶できます。
でも、才能があったわけでも、環境がよかったわけでもありません。
もともと「偏差値40」と右往左往していたし、
大学受験も失敗して浪人しました。
そんな僕でも読書と向き合ってから、
人生をガラリと変えることができました。
読書を通して、
・お金を運用する方法を学んで不労所得を作ったり
・起業を学んで自分でビジネスを立ち上げてみたり
・たくさんの経営者と一緒に仕事をするようになったり
・医学を学んで健康でいられる身体をつくったり
・語学を学んで3ヶ国語話せるようになったり
・心理学を学んで精神が安定するようになったり
・教育を学んで受験生に勉強を教えたり
学校では学べないことをたくさん知りました。
そんな経験から、才能とか環境とか地頭とか度外視して
正しく読書を学べば、生まれ変われると確信しています。
正しい読書の仕方をできる人が少しでも増えれば
人生をもっと楽しめる人が増えるのでは。
そんな気持ちから「読書の魅力」を
少しでも届けるべく本にまとめました。
・読書を始めるきっかけに、
・本当の人生を歩むためのきっかけに
・勉強の仕事の育児のきっかけに
10分程度でぱぱっと読める内容なので
興味があればぜひ手に取ってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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