豆の上で眠る(湊かなえ)書評レビュー:子どもの素直な心が進めるストーリー

 

今日紹介する本は「豆の上で眠る」:(湊かなえ)。

小・中学生でも楽しめる本でありながら、心にズンと虚無感を残す本。

ある意味スッキリしない結末だから、評価は別れるが、一読する価値のある本。

読者の方から届いた本を紹介します。

タイトルが不思議なタイトルだったので手を取った一冊

 

豆の上で寝るって何かな?

豆の上で眠れるくらいに小さい何かの話かな、と思ったのですが、普通の大学生の主人公で、どうも何かの描写である事は直ぐに分かったのですが、読み進んで行きました。

ストーリーは主人公が大学生の現在から始まりますが、ある出来事からどんどん遡っていきます。

そして遡っていく内にどんどんと鮮明になっていく中で分かってくるのは、自分のお姉ちゃんが入れ替わっているかもしれない、でも本当はどうなのか分からないとゆう謎です。

この物語は、子供の頃から大学生になっても持ち続けているある謎を解き明かしていく主人公とその家族の話です。

その謎は過去の失踪事件と関係していて、
謎は深まるばかり、そして最期のあっと驚く結末です。

失踪していたお姉ちゃんに対面した主人公は、対面した直後から別人じゃないのか、と疑いを持ちます。

ですが、両親は気がつきません。

 

お父さん、お母さんとゆう子供から見たら正しく見える人達が正しいと言うのなら正しい、とゆうのが子供から見た基準になるはずです。

そして大好きだったお姉ちゃんが戻って来てくれて嬉しい、本当だったらそのままが一番良いはずなのにそれでも何かが違う、とゆう思いがいつも湧き上がります。

でも、昔話をしてもちゃんとつじつまが合う、でも何か違和感がある、その違和感が言葉にうまく出来ない、そして周りの人に話しても誰も共感してくれない、自分だけが、とゆう感覚を持つ怖さが、主人公の心の描写と共に伝わってきます。

 

動かしがたい真実をパズルのようにつなぎ合わせていきますが、何度も何度もつなぎ合わせているのに、欠けたピースのように謎があって.全体像が掴めないもどかしさと、真実を知りたいとゆう葛藤が、そのきっかけとなった失踪事件からの過去の記憶を辿って行く形で進んでいきます。

この物語は失踪事件とゆう、ショッキングな出来事によって真実が見えない、とゆう設定で、普通は起こり得ない事柄です。

普通は大きな事件はなくて、家族が入れ替わっているとゆう様な事もおこり得ない日常を過ごしているはずです。

ですが、真実が全て見えないために、色々遠回りをしたり、疑心暗鬼になってしまい、自分自身が信じられなくなったり。

人が信じられなくなったりする、とゆう事は、日常でも起こり得る所が、読者の共感を呼ぶと思います。

 

1つの事柄でも、人が違って見方を変えると違った物を見ていたり、同じ言葉なのに受け取り方が違ったり、自分の見ているものと人が見ているものを全く同じにする事が難しい事は大人になってくるほど分かってきます。

 

だからこそ、家族、とゆう一番身近な人だけでも共感やなるべく近い感情や共感を持っていたい、とゆう思いがずっと満たされないとゆうのは、きっと他人には分かってもらいづらい、そうゆう分かりづらい物が詰まったこの物語だなぁと思いました。

 

1つ1つは些細な会話や仕草、目線や言葉とゆう繊細な感覚で捉える物の描写がとてもうまい作者だと思いました。

そして真実とは何かとゆう問いを読者に投げかけています。

真実とゆうのは、自分から見た世界と他人が見た世界の共通の物、動かし難い物、とゆう感じがありますが、本当にそうなのか、と考えてしまいます。

例えば、自分が見えない所では本当はどうなのかが分かりません。

ですが、その見えない部分をどうするか、とゆう事でまた真実が変わってくる事もあるかもしれません。

物語は真実が明らかになりますが、その真実は主人公が欲しいものではありませんでした。

真実を追い求めた結果は確かにスッキリするけれども、もし、追い求めた真実が自分の求めているものではない場合、真実に価値があるのかどうか考えてしまいます。

よく、刑事物のドラマを見ていると、過去の事件を遡って行って、最後に事件は解決しますが、結果的に誰かが不幸になる話を見ている感覚に近いです。

事件で罪を犯したなら償うのは正しい事だと思いますが、そこまで重要ではないことの場合、真実とゆうのがどこまで必要なのか、もしかしたら必要もないかもしれない、とゆう思いが浮かびました。

物語は主人公の子供の頃の話も多く、日常生活の描写や会話中心なので決して難しい話ではありません。

ですが、この本のテーマはとでも深いと感じました。

 

深いからこそ、子供とゆう一番感性が鋭い年齢の、素直な心から出た言葉がこの物語の疑問に説得力を与えています。

 

一番身近な家族の中で、一番共有したいものが出来ない、この世界の基準を作っていく一番大事な時期に真実が分からない、

これがフィクションで本当に良かったと思います。

少し周りの人達と違和感があって人間関係に迷ったり、全体像が見えなくてモヤモヤする出来事が起きたら、気分転換に是非読んで見てほしい一冊です。

今までとは違った考え方が出てくるのではないでしょうか。

そんな事を思いました。

 


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最後まで読んでいただきありがとうございました。


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